 | 2003.10.11 |  |
 | アングルを変えたら真実が見える!(演説抜粋) |  |
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日本が、「ものづくりの国」として世界に出てリードしてきた、その20世紀が終わりました。21世紀になり、日本はこれからも「ものづくりの国」として、世界の仲間として、世界をリードしてゆけるのか、今はその礎(いしずえ)を築く時期です。
次回予定されている選挙は、21世紀最初の総選挙です。 日本が、日本国民が、日本に暮らしている人たちが、21世紀をどのように歩んでゆくのか、どういう国を目指してゆくのか、それを皆で決める最初の戦いが今回の選挙です。日本の21世紀の進路をどう舵をとるのか、そのことが根本的に問われているのです。
「構造改革を支持するのか、しないのか」ではなく、「小泉政権を支持するのか、しないのか」そんな一時の言葉ばかりかきたてているようでは、いけないんです。
21世紀、私たちが生きている今、子供たちの未来に、まだ見ぬ孫たちひ孫たち、未来の子供たちにどういう日本を残すのか。 今、21世紀の初頭に立って、そのことを見通した日本の進路をきちんと示し、実行する。それが本来の政府の仕事なのです。 今のように、矮小化した議論の中で、日本の政治が語られているのは、非常に情けないことです。
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私は、NHKの報道カメラマンとして、海外特派員として、20年間、仕事をしてきました。サラリーマンとして20年勤めてきました。 私が報道カメラマンとしていつも心がけてきたことは、アングルを変えることです。人やものごと、現象は、見る立場、見る角度、見るポジションを変えることで、本当の姿が見えてきます。 事実の後ろ側にある真相を追いかける、私はその仕事をしてきました。
小泉さんの顔がテレビに大写しになる。格好が良い。みえをきる。勇ましい。 その小泉さんが大写しになった、その後ろ側に回り込んでみれば、実際は、自分がつぶそうとしている、もう駄目だといっている体質の、その政権を守っているということが判ります。
私が沖縄で、福岡で、日本で、アジアで、世界で見てきた事は、 ミャンマー内戦、タイ少数民族の争い、カンボジア内戦、アフガニスタン内戦、何百人、何千人の人たちに、取材してきて痛感したことは、政治がいいかげんだと、政治家が愚かだと、必ず、市民や国民が苦しむことになるということです。
カンボジアで少年がいいました、この国には象とアリしかいないんだと。この言葉はいまでも忘れられません。象同士が喧嘩をしても象は死なない、いつも死ぬのは、足元にいるたくさんの、ちっちゃなアリたちなんだ。そう彼はいいました。
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日本に帰ってみると、日本では、戦争のために戦闘機が飛んでいるわけでもない、戦争もしていないのに、年間約3万人が自ら命を断っていました。交通事故で約1万人が死亡していました。昨年のアメリカによるアフガニスタン攻撃、あの攻撃で死んだ人は、約7千人です。それとくらべても、3万人という数がどれほどのものか、わかると思います。
平和なはずの、日本。何かがおかしい。 私は日本に帰ってきて、そう思いました。 目減りする給料、失われてゆく雇用、増えつづける借金700兆円。さまざまに、日本は不安につつまれています。その不安を子供たちも感じているはずです。 就職ができない若者たち、子育て不安が消えないから子供を多く持てない女性たち、年金制度の先行き不安、そういった不安を、今、取りのぞかなければ、間に合わない。
これからの日本のあり方、日本の国民が目指すもの、そういう展望を、小泉さんは語ったことがありますか。「構造改革」という言葉は唱えても、その先にどんな日本を描いているのかが、見えない、わからない政治は、やはりおかしいのです。
自由党と民主党の合併により、私は、民主党員となりました。民主党も政権交代をかかげました。しかし、政権交代は、目標ではありません。手段にすぎないのです。そこでどういう将来の日本の姿を描くのか、そしてそれをどう実行に移してゆくのか、そして達成するか、それが肝心なのです。
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明治維新で、日本は近代国家をめざしました。 明治政府は新しい目標をかかげ、国民皆が政治に関心をもった。めざす国をつくろうとした。そしてそれは実現しました。昭和の時代に入り、その方針に問題はありましたが、やはりスローガンはありました。
第二次世界大戦後、日本は初めて民主主義になりました。みんなの見ているところで政治をする、みんなが参加する政治がはじまりました。そして目標としたのが、「平和と繁栄」です。戦争はやめよう。暮らしをゆたかにしよう。そして1970年代、日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン(JAPAN as No.1)」といわれるまでになりました。日本は目標を達成しました。達成したかのようにみえました。
しかし、この10年、いまや失われた15年になりつつありますが、日本は、その目指すべき目標が、次のスローガンがみつからないままです。政府が何を目指すのか、自民党政権は、訴えていないんです。
小泉政権がいっていることは「政治改革」「政治の信頼を回復する」「構造改革をします」「景気をよくします」。いまある混乱に、今みんなが関心のあることに、耳障りのいい言葉を言うことは、誰でもできる。 今の問題を、問題としてしっかり捉えながら、その先にある、私たちが作りたい国、まだ見ぬ子供たちに残したい国がどういうものかという指針を示さなければならない。
私は、21世紀、これからの日本が目標とすべきは、「平和と安心」だと思います。言葉だけでない、本当に実感できる「平和と安心」こそ、今の日本が目指すべきものだと思います。
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いま、小泉政権はイラクへ自衛隊を派遣しようとしています。 アメリカのブッシュさんから、イラクは生物化学兵器を持っているから、大量破壊兵器をもっているから、何をするか判らないから、攻撃をする。その協力を呼びかけられ、小泉さんは同意しました。そしていま、自衛隊をイラクへ派遣しようとしています。
私は、自衛隊のイラク派遣に反対します。 理由は簡単です。平和は、世界との国際協調のなかで、世界の多国間の、いろんな国との話し合いのなかで、作っていくものなんです。大国の武力による圧力で、平和なんか絶対に来ない。そんなことは歴史が証明したんです。私は戦争を取材してきました。武器を捨て、鉄砲を置いたときに、話し合いが始まったんです。
今、小泉さんは、鉄砲を、銃を手にして、日本をイラクへ向わせようとしているんです。
イラクへの攻撃は、国際連合の決定を受けていない、米英単独の戦争です。 日本の憲法には、国際紛争を解決する手段として、いっさいの武力放棄が記されています。その憲法がおかしいというのなら、まず、憲法改正を充分論議して、それから行なわなければなりません。
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また、私が今、もっとも訴えたい事に、年金制度問題があります。 年金制度はすでに破綻しています。社会保険制度ができた昭和36年頃、百歳以上のお年よりは約130人でした。それが今、百歳を越える人は、約20,000人にのぼります。これだけみんなが長生きになった今、同じシステムで支えられる訳はありません。
ところが、年金制度を中心にした社会保障を、根本的に変なければいけない時に来ているのに、その財源を含めてどう進めてゆくのか、その議論を今回も与党では誰も取り上げていません。
一部の人たちが払って支える年金では、若者は、もう自分たちの分は貰えないと考え、払わない人が増えてゆくんです。戦後生まれといわれ、若者の代名詞だった、昭和20年代に生まれた人たちが、あと7〜8年経つと年金を受給するようになるのは、はっきりしていることです。
私は、消費税はすべて、福祉の目的、特に年金に充てるべきだと考えています。
皆が負担することで、若者の年金に対する将来不安もなくなる。全国200箇所ある社会保険庁の出先機関などの予算削減もできるんです。それしか道はない、と私は考えています。 将来の不安、生活が保証されれば、今、皆が持っている不安が削減されます。みんなの将来の設計も変わってきます。お金も少しは気安く使えるようになる。先行き不安さえなければ、自分たちの今があるとおもいます。
わたしは、そういった意味での安心、それを保障するのが政治家だと思っています。平和と安心、日本人が目指す社会は、そこあります。
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私は、大きくは、このようなことを訴えながら、地域の問題も取り組んでゆこうと考えています。 地域と国の政治は別のものではありません。国の政治がよくならねば、地域の政治がよくなる訳はないんです。
補助金を廃止しようという小沢さんの訴えを、民主党は取り入れました。 18兆円の補助金を廃止する。 補助金の規制を受けた中で、各市町村が、補助金を充分に活用できない現状。 ならば、その財源を地方に移そう。そして私たちが直接選んだ知事が、市長が、自治体のために本当に必要だと思うことに使えるようにする。
そういったことを含めて、私は皆さんと一緒に戦ってゆきたいと思っています。 まずは、私たちが、自由党、民主党といった政党を超えて、政党を信用できるものにするためにも、まずは自分たちで、新しい政治の流れを作りましょう。 その私達の声を民主党の中に注ぎ込んでいって、私達が目指す「平和と安心」の社会を保障する、そういう政党にしてゆきましょう。
私はみんなの見えるところで、みんながものを言えるところで戦います。 一部の支持者だけに訴える政治、フェンスの中で行なわれる政治は、もう終わりです。 自分の考えも、意見の違う人の考えも、全部一緒くたに受けて、その中で主張してゆく。日本外交に求められていることと同じです。 私は今、主張する政治を目指してゆきます。
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 | 岡島一正
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