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 | 2004.10.31 |  |
 | 「国会の焦点は政治とカネ」 「待ったなしの社会保障論議」 |  |
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「国会の焦点は政治とカネ」
10月12日から秋の臨時国会(第161国会)が始まりました。会期は12月3日までです。自民党旧橋本派のヤミ献金事件を受けた「政治とカネ」の問題が焦点です。 この事件、日本歯科医師連盟が歯科医師に有利な政策を求めて、厚生行政に強い影響力を持っていた旧橋本派に一億円をヤミ献金したものです。事件としては既に政界を引退した村岡兼造元官房長官が政治資金収支報告書に記載しなかったという、いわば「形式犯」に問われただけで、直接受け取った橋本元総理らは「お咎めなし」で終わってしまいました。
この事件では、「迂回献金」の問題も浮かび上がりました。迂回献金は献金をする側と受け取る側の結びつきを見えなくする一種の「マネー・ロンダリング」です。議員への直接の献金は限度額が決まっているため、日本歯科医師連盟は特定の議員をあらかじめ指定したうえで、自民党の政治資金団体に多額の献金をし、そこから更に議員の政治団体に献金されるという「迂回献金」を行っていたことが発覚したのです。
旧橋本派へのヤミ献金にせよ、迂回献金にせよ、「利害の絡む重要な政策を巨額の献金で買う」こうした行為はまさに構造的な汚職そのものです。この「構造汚職」が現在の法律では規制も受けず野放しになっているのです。そこで、今国会では「政治とカネ」、特に政治資金規正法の改正の中で迂回献金の問題をどう扱うかが最大の焦点になっているのです
与党の自民党と公明党が合意した改正案では、政治団体同士の寄付に五千万円の上限を設けるだけで、迂回献金の禁止は盛り込まれていません。政治資金規正法に抜け道を残すのです。これに対して民主党は、迂回献金を禁止し、不透明な献金をなくす独自の改正案を提出します。政治資金の流れを透明にすることが政治の腐敗、構造的な汚職を防ぐ第一歩だと考えるからで、政治資金規正法から抜け道を無くすことを目指します。
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「待ったなしの社会保障論議」 -65歳以上の介護保険料負担が8年後には月額六千円に-
さて、民主党が今国会で掲げているもう一つのテーマが「年金の議論を終わらせない」です。
厚生労働省は先般、介護保険で65歳以上の人が支払う保険料が現行制度のままでは8年後に現在の二倍の毎月六千円(平均)になるという試算を公表しました。また、介護保険を利用する際の自己負担を増やし、かつサービスも低下させる制度に変えても毎月の保険料は四千九百円(平均)になるとしています。
この厚生労働省の試算結果の公表は何を意味するのか。 政府と自民党・公明党の与党は「年金」の時と同じように、現在の制度が保たなくなっているのに、負担を増やす一方でサービス(給付)を下げるという、その場しのぎの「帳尻合わせ」で済まそうとしているのです。
しかも政府と自民党・公明党の与党は社会保障のうち年金、介護、医療の3本柱を別々に議論して、制度が危なくなったものから順に改悪してしのぐという愚行を繰り返しています。
「次の世代への責任政党」を標榜する民主党は、日本の高齢化が最も高くなる2040年から2050年にかけての時期も乗り切れる社会保障制度にするため、財源問題も含めて社会保障全体のあり方をきちんと見直し、切るべき所は切り、負担すべき所は負担するという議論を積み重ねていかないといけないと考えています。
ご存じのように年金については、国民年金、厚生年金、共済年金を統合し(一元化)、消費税を財源として全国民が受け取れる「最低保障年金」と納めた保険料に応じて受け取れる「所得比例年金」を設けて、納めた保険料が必ず返ってくる「全国民共通の一元化された制度」を提案しています。年金の議論を終わらせません。
そして「介護保険」についても、抜本的な改革案を近く、提案する方針です。
現在、17%余の65歳以上の人口は、10年後には25%に達する見通しで、我が国の高齢化は急速に進みます。社会保障全体のあり方を今、論議しないと間に合いません。
「待ったなしの社会保障論議」なのです。
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 | 衆議院議員 岡島一正
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