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 | 2005.2.1 |  |
 | 「国会を否定した“小泉首相のあせり”」 「私たち民主党議員は何故、本会議から退席したのか」 |  |
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「皆さんが私の答弁に不満なのは理解しますが、私は岡田克也代表の質問には既に答えております」小泉首相は民主党岡田代表の再質問に対し、一言で切り捨て、それ以上の答弁を拒否して座り込んでしまいました。2005年の第161回通常国会が始まったばかりの代表質問初日、1月24日のことです。衆議院本会議場は議員席から3階の一般傍聴席までもが騒然となりました。
岡田代表は、通常国会の冒頭にあたり、小泉首相の掲げる郵政民営化や国民の最大関心事となっている年金や社会保険庁の問題など9項目について質問しました。しかし小泉首相の答弁は、質問に真正面から答えることなく、内容をはぐらかしたものばかりでした。質問にまともに答えない、いつもの「小泉流」です。そこで岡田代表は再質問に立ち、9項目一つ一つについて小泉首相の答弁のずれを指摘して再答弁を求めたものでした。
議場がさらに騒然となったのは、答弁拒否をしたまま、自席でニヤニヤするばかりの小泉首相の不誠実な態度に対してでした。自民党議員席の中にも小泉首相のいい加減な答弁にあきれ顔をする議員も少なくありませんでした。
「ここで決断しなきゃ、駄目だ」、民主党の小沢一郎副代表が隣に座る岡田代表に決断を促しました。岡田代表は議場から退席することを決め、民主党所属議員に指示しました。
国会で審議拒否をすれば、「民主党もかつての社会党と同じで、反対だけする政党」という批判を浴びるのは判っています。それでも何故、岡田代表や小沢副代表が「退席」という強硬手段を執らざるを得ないほどの怒りを持ったのか、そして私たち民主党議員一同が実際に席を立ったのか。
それは、小泉首相のとった態度が民主主義の根幹を揺るがす基本的問題であり、国民主権を無視した行動であったからです。 国会は与野党が激しく争う場ですが、それでも最低限、質疑を通じて論議をかみ合わせる誠実な努力がなければ、国民は首相の言い分が正しいのかどうかさえ、判断できません。加えて岡田代表は一議員としてではなく、過去2回の国政選挙で自民党を上回る比例票を得ている野党第一党の党首として代表質問に立ちました。その質問は国民の質問そのものです。
この民主主義の前提に立てば、小泉首相が岡田代表の質問に対して「もう答えているから答える必要はない」と切り捨てるのは、答弁拒否であるばかりでなく国会審議そのものを否定したことになります。そして、その小泉首相の態度は国民の質問に答える必要などないと国民を無視したことであり、民主主義そのものを否定したものでした。これを黙って見過ごせる訳がありません。
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私たちは議場から退席しました。自民党の議院運営委員会の面々が走り回り、衆議院議長との調整も行われました。一時間経って本会議は再開されることになりました。再開に先立って河野衆議院議長から憲政史上でも異例の首相に対する注意ともいうべき言葉が発せられました。
「答弁にあたっては、誠実に答えるように」。 小泉首相は苦笑いしながら再々答弁に立ちました。しかし、不誠実な再答弁について陳謝することもなく今度は役人の書いた原稿を読み上げるばかりでした。
小泉首相は焦っているのです。これについて民主党の小沢副代表は、小泉首相の行き詰まりを指摘しています。国債を乱発し続けて膨らんだ借金、信用されない年金制度、国民の反対を押し切って自衛隊を派遣したのに出口の見えないイラク情勢等々。加えて自民党総裁の任期を来年9月にひかえ、強引に推し進める郵政民営化には自民党内にも強い反対意見があり、先行きや具体案がまるで見えてこない。そうした結果、下がり続ける内閣支持率。
小泉首相のつのる焦り。国内外の課題に対処できない首相の苛立ち。実はこれこそが今通常国会における最大の問題です。 私たち民主党は、“小泉首相の焦り”をしっかりと見極めていかなければならないと思います。小泉首相個人の焦りが更なる失政を招き、国民の焦燥感が増す。その悪循環を断ち切り日本を再建する為にも、一日も早い政権交代を目指して6月まで続く通常国会に臨んで参ります。
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 | 衆議院議員 岡島一正
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