 |  | 第159回国会 衆議院 総務委員会 会議録 (2004年3月16日) |  |
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 | 佐田委員長 | 次に、岡島一正君。
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 | 岡 島 |
私は、民主党の岡島一正でございます。 私も、須藤さんと同じ千葉県選出の衆議院議員でございます。そういったことだからというだけではなく、基本的に成田問題、また、きょうは関連して羽田問題、日本国にとって大切な問題という意味を含めて質問させていただきたいと思っております。多分、須藤議員の質問と重複するところがあるかもしれませんが、その後の関連質問はまた違った点があるので、お聞きいたしたいと思っております。
まず最初に、今回、成田の財特法がさらに五年間延伸される。この財特法に対する認識というのは、つまり、成田の空港周辺に、空港建設の歴史や現状においてさまざまに負担があった中で、その周辺地域の振興を補助、援助していこう、国としてできることをしようという意味での補助金の措置であったり、採択の優先化であったりといったものを与えて、千葉県知事のもとに各市町村が振興に取り組むということだと思いますが、今回の五年間の延長について、さらに周辺地域を含めた空港関係の自治体にとってどのようなメリットがあると麻生総務大臣はお考えでしょうか。
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 | 麻生国務大臣 |
岡島先生御存じのように、今回の延長に伴って新たに新規の事業を市町村から申し出ていることはありません。今回の延長の主たる目的は、今、道路また下水道が工事の経過の途中でありますので、そういった意味では、これをきちんと完成させるのを主たる目的といたしております。今の御質問は、主たる目的はといえば、今の工事の完成が主たる目的ということになります。
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 | 岡 島 |
その完成ということは、つまり、成田空港周辺の環境というかインフラストラクチャーを含めた整備が、国としての責任を全うできるもう一度の延伸だというふうに考えてよろしいんでしょうか。
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 | 麻生大臣 |
現状においてはそうだと思っております。
ただ、先ほども御答弁申し上げましたように、例えば、今度道路、鉄道がもっとすいすい通るようになったりいろいろな形になりますと、さらに人口がいきなりふえる等々のことになりますと、学校が要るとか下水道をもっと径を大きくするとか、いろいろなことになろうと思います。したがいまして、今の現状でいえば、一応の目的は、主たる御要望にはこたえるということになろうと思います。
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 | 岡 島 |
大臣の答弁が非常に私にとっては期待を抱かせていただくような御答弁だったと今認識しました。
つまり、今回の財特法で、今度は平成二十一年の三月になるんですか、それまでに、残った、事業分野でいったら八事業分野にわたって、道路などさまざまにあると思いますが、そういった事業がこの五年後までにもし完了しなかった場合、それはさまざまな要因があると思いますが、いずれにせよ、完了しなかった場合のこういった優遇措置についての延長の可能性についてはどうお考えですか。
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 | 麻生大臣 |
基本的には、さらに延長をお願いして完成させないかぬということになるんだと思っております。
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 | 岡 島 |
例えば、今成田空港は、平行滑走路の二千五百メーターの予定のところが二千百八十メートルで供用開始しているわけです。ただ、二千百八十メートルというのは実際上国際線の飛行場としては十分でないということもあるという中で、二千五百メートルを目指すわけですね。仮に二千五百メートルを目指しても、ジャンボが満タンにしてもハワイしか飛べませんから、どれほどの大きなということに関する意味を考えれば十分ではないというものの、二千五百メートル滑走路の計画が残っている。
ということは、この五年間のうち、あるいはこの五年後にかけて二千五百メートル滑走路が完成できなかったというような外部的要因が残った場合、さらに土地が必要になるわけですね。ということは、大臣がおっしゃったような、ほかのさまざまな状況の変化によって、この残った八事業分野の仕事が、建設計画が完遂できなかった場合には、さらに延伸することも考えられるということに当てはまるというふうに考えてよろしいでしょうか。
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 | 麻生大臣 |
岡島先生の御質問の基本的なところは本体工事ということになりますので、その二千百八十のところ、残り三百二十メーターにつきましては、これは私どものではなくて、空港公団もしくは運輸省の主たる仕事になります。
私どもは、それが二千五百にならなかった場合その他、その周辺にどんなことが起きるか、ちょっと何とも今の状態でわかりませんので、その段階で、五年後のときにもう一回その状況を見た上で改めてということになろうかと存じます。
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 | 岡 島 |
滑走路そのものは国土交通の管轄だということはわかります。 ただ、先ほど大臣の答弁の中で、計画の建設などについてさまざまな要因によって終了しなかった場合さらなる延伸をしたいと思うというお話をされたということの中で、滑走路が例えば延びてしまうような事態が起きれば当然周りの振興にも影響するのでということが要因として考えられると私は思うという認識であります。
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 | 麻生大臣 |
基本的には、いわゆる空港周辺の公共施設の整備が完了するまでの間という定義であれば、成田財特法は引き続き必要ということになります。
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 | 岡 島 |
つまり、この時点で確認しておきたいのは、成田空港はこれからもずっと存在するわけですから、その中で、関連八事業分野の仕事、追加措置じゃなくて、現在ある仕事が、建設計画が完遂するまでの間、成田財特法というものを延伸する可能性を含めていくということで大臣が御答弁になったということでよろしいでしょうか。
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 | 麻生大臣 |
結構です。
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 | 岡 島 |
了解しました。
そして、先ほど黒野総裁もおられたようですけれども、今回の財特法と直接絡んでいないかもしれませんが、ただ、成田の事情の中でいえば、一番大きく変化したことの一つは、空港公団が民営化されるということだと思います。今は総裁ですが、今度社長ということになるわけですね。株式会社になるわけでありますね。
この空港公団が民営化されるということになると、黒野総裁、これまでの総裁とは比肩できないほどにといいますか、さまざまな発想をお持ちだというふうに地元では聞いておりますけれども、黒野総裁がこれから自由な発想で民間会社として空港の整備とか運営をしていくわけですが、そういった動きに合わせて、公団の民営化という状況が生まれた中でのこの財特法の位置づけ、かかわりというのはどのように変わってくるのか、あるいは変わらないのか、関係ないのか含めて、お答えください。
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 | 麻生大臣 |
今御質問の点につきましては、基本的には、成田というのは国を代表するような国際空港で、国家事業としてやっております。今いろいろな関係で、特殊法人というか、ああいったものを全部民営化するという一連の流れで民営化されたとはいえ、少なくとも、これまでと同様、国土交通大臣が策定する基本計画に適合するようにしなければならないということになっておりますので、今言われましたように、基本的には同じということになります。
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 | 岡 島 |
では確認いたしますのは、今回の財特法の延長という問題が現実になったとして、その上で空港公団が民営化されるという事実がもうすぐ生まれるという中においても、空港周辺地域の振興に関しての財特法の位置づけや財特法による国のかかわりは変わらないということでよろしいでしょうか。
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 | 麻生大臣 |
基本的には、国家事業と最初に申し上げましたように、いろいろな意味でこの財特法によって財政上の特別措置を講じたといたしましても、国としての一定の責務を負うというのは当然のことであって、基本としては変わらないと御理解いただいて結構です。
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 | 岡 島 |
新しい環境の中でも変わらないということを確認させていただきました。
ここまでは財特法の位置づけなどについて質問させていただきましたが、財特法についても、公共事業を行った中での地域住民との、あるいは地元自治体との問題から生じた問題などについてどのような解決策があるかという中で生まれてきたものの一つだろうと思います。そういった意味では、どうしてもやはり羽田問題に移らなければいけません。ここからは、麻生大臣というよりも、航空関係ですから、国土交通の方に質問をすると思います。
成田では今、黒野総裁が社長になる、総務大臣も延伸していくという方針を示されました。何とか歴史を踏まえてきちんとやっていきたいという方針は若干受けとめられると私は思いますが、今羽田で起きていることは、先ほど須藤さんもおっしゃっていましたけれども、どうも成田の歴史を踏まえたとは思えない進め方が進んでいるというふうに私は考えたわけです。
つまり、かつて成田問題が起きたのも、地元の住民や自治体の意見を十分に聞かない中で、まず既に計画ありきということで進められた。今回の羽田問題、これについても同じように、成田問題の再現、同じことが起きたんじゃないかということが、私どもが暮らす千葉県では今大きな声になっています。
去る二月二十五日、国土交通省航空局の関係者が千葉県議会の全員協議会でこの羽田の再拡張問題の説明をされたということですが、どのような説明を全員協議会でしたのか、国土交通省航空局の局長がいれば、いなければ準じる方、お願いしたいと思います。
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 | 岩崎政府参考人 |
(国土交通省航空局管制保安部長) お答えいたします。
千葉県議会に対しましては、私ども、昨年から二回全員協議会を開いていただきまして、羽田再拡張の問題について御説明をさせていただきました。一度目は、昨年の十二月の十六日でございますが、羽田再拡張の事業の必要性等々につきましてお話をさせていただきました。二度目は、今先生お話がございました飛行ルートにつきましてお話をさせていただきました。
二月の九日に、私どもの大臣と関係の都県の知事、政令市長さん等で構成します協議会で、羽田再拡張後の飛行ルート案というのを発表させていただきました。その案につきまして、千葉県議会の全員協議会の場で国土交通省から説明させていただいたところでございます。
説明をさせていただいた案でございますが、再拡張後の飛行ルート案というのは、安全の確保、それから、環境基準がございますが、この環境基準を守っていくこと、それから、羽田は今現在二十九万回ぐらいの年間の飛行回数でございますけれども、これを四十・七万回を効率的に飛行させること、こうしたことを基本に、最もオーソドックスと考える案を基本案といたしまして提示させていただいたところでございます。この案は、特に問題になっております騒音につきましては、東京湾内を活用しまして処理することを基本にルートを設定させていただきました。
この基本案とともに、分散ケースというのも提示させていただいておるところでございます。この二月の九日の協議会の前、昨年の六月になりますが、千葉県知事さんから、首都県全体で騒音を分散するケースも考えろ、こういう強い御意見もいただきまして、私どもで、安全の許す範囲、環境基準の許す範囲で分散できるケース、運用可能なケースという意味で分散ケースというのもあわせて提案させていただいたところでございます。
こうした基本案、分散ケースにつきまして、県議会の全員協議会で説明させていただいたところでございます。
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 | 岡 島 |
ということは、こういった委員会で新しい予算についての話が、これは国土交通の方ですね、行われるという中で、直前の二月に具体的な飛行ルートを説明した。これが二月直前になった理由というのは何かあるんですか。
飛行ルート案を示すのが二月の九日になったということについて、私は、国会の審議などを考えると直前過ぎやしないか、それまでに千葉県の自治体などともっと早くから話しておくべきではないかというふうに普通考えられますが、これが二月の九日になった事情は何ですか。
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 | 岩崎政府参考人 |
先ほど申しましたように、昨年六月の第三回の協議会で、基本案、分散ケースというのを考え、提示するよう協議会の場で千葉県知事さんからも御発言がございました。それを踏まえまして、私ども、どんな案ができるのか、先ほど申しました安全の問題、環境の問題、四十・七万回をどうやって効率的に処理できるかという問題につきまして、多方面からいろいろなシミュレーションなんかもやりながら検討したところでございます。
事前に関係の地方公共団体の意見もある程度伺いつつ、参考にしながら、この基本案、分散ケースをまとめたものでございます。どうしても、こうした飛行ルートの問題でございます、安全にかかわる問題でございますので、慎重に検討せざるを得ないということで、時間を要したところでございます。
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 | 岡 島 |
今、事前にある程度地方の話も聞いたと言っていますけれども、どこでいつ聞いたのか、私たちは覚えていないのですが、いつ事前に、千葉県内の自治体などを含めて、ある程度話を聞いたのですか。
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 | 岩崎政府参考人 |
私ども、この二月九日の協議会に出す前でございますが、協議会を構成いただいております関係都県、それから政令市につきましては、私ども、こんなことを少し考え始めている、それについてどういう感触かというようなことを、千葉県も含めまして、意見交換を何度かさせていただいたところでございます。
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 | 岡 島 |
今、事前にやったということについて、できれば、その日時、場所、出席者を含めた資料を、これは後ほどで結構ですから、委員会の方に提出していただきたいと要望いたします。
質問がいろいろありますので、次に行きますが、そのことをお願いした上で、航空局、国土交通省としては、千葉県の要望なども踏まえて対応しようという努力をした上で二月九日の飛行ルートの発表になり、きょうに及んでいるとおっしゃっていますが、二月二十五日の千葉県議会の全員協議会では、県議会議員、全会一致で今の進め方には反対しているわけです。
では、千葉県議会は、議員も含めて、全員協議会ではなぜ反対したのでしょうか。何を不満に思っていると、あなたは、皆さんは、国土交通省は認識していますか。
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 | 岩崎政府参考人 |
千葉県からも同じような提言をいただいておりますが、千葉県議会の方からも意見書をいただいております。
大きく申しますと、一つは、首都県全体で騒音をもっと共有する分散ケース、分散についてもっと考えられないかというのが大きな一点でございます。それから二点目は、それでもどうしても千葉県の上空を、特に浦安あるいは千葉市、市原市それから木更津市上空を飛行いたしますけれども、それぞれの音をさらに軽減できないか、騒音の影響を少なくすることはできないかというようなことで御意見をちょうだいしているところでございます。
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 | 岡 島 |
そこでの不満はたくさんあったと思います。浦安市の上空を飛ぶことや木更津の上空も飛ぶこと、とにかく、騒音が若干小さくなると国土交通省は言っているものの、低騒音による騒音の件数は明らかにふえるわけであります。そういったことを踏まえて、多くの不満があるというふうに思っております。
そうした不満の中で、二月二十六日の朝日新聞などにも出ていますけれども、航空局幹部が協議会が終わった後に、この二日間、その議論を踏まえた上で望ましい飛行ルート案をつくっていきたいと、再検討をにおわせるような発言をしたというふうにも出ておりますが、再検討をする余地は、その後どうなったのでしょうか、お答えください。特に、南風のときの市原、千葉市上空などを含めてお答えください。
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 | 岩崎政府参考人 |
提案させていただきました基本案、分散ケースとも、私ども、幾通りの案も検討させていただきまして、管制技術上、運用可能な案として提案させていただいたところでございます。
したがって、これ以上さらなる共有とか分散ということについてはかなり難しいのではないかと考えておりますが、千葉県知事から出されました意見も含めまして、意見書も含めまして、できるだけ早く回答すべく検討を行っているところでございます。
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 | 岡 島 |
検討する状況はいろいろあると思います。今回、千葉県側は、羽田拡張そのものに反対しているということでは必ずしもないわけであります。そうしたものが公益にかなうということは千葉県民含めて理解はできる、しかし、それによる被害が千葉県民にだけ、だけとは言いませんが、その多くが押しつけられる形で進められることに対する不満があるわけです。
そうした中で、今回、千葉県側としても、その協議会を踏まえて、あるいは堂本知事の発言などを踏まえて、要望しているだけじゃなく、具体的な提案を出しています。例えばこのルートはこうした方がいい、滑走路は、例えば浦安の滑走路を少し角度を海にそらした方がいいとか、あるいは、千葉の方の千葉市、市原市上空の着陸の高度を、三千フィートを五千フィートに上げることができれば騒音が軽減できるじゃないか、さまざまなそういう具体的提案が出ています。
そういう提案一つ一つについて、国土交通省はさらなる検討を今も加えて検討しているというふうに認識してよろしいんでしょうか、あるいはしていないんでしょうか。
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 | 岩崎政府参考人 |
先生御指摘いただきましたとおり、千葉県議会の方からも、具体的に、浦安の滑走路の位置の変更とかができないか、あるいは千葉市、市原の高度の引き上げができないか、それから、分散ルートの一つとして私ども提案させていただきました神奈川、都心の方を北上するルート、これは悪天時だけの、かつ便数の少ない時間帯だけの運用でございますが、それを終日運航すべきではないかとか、さらに、木更津、君津のルートについて等々、具体的な提案を幾つかいただいているところでございます。
これらにつきまして、できるもの、できないものがあると思いますけれども、今検討をし、できるだけ早い時期に回答させていただくよう進めているところでございます。
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 | 岡 島 |
今の部長の発言によると、例えば、神奈川から都心北上ルート、それを早朝の数時間の十五便程度とかじゃなくて終日運用に変更できないかというふうな提案を千葉県が出している。さらには、滑走路の問題もありますね。浦安の滑走路の向きですね、これはありきで今進んでいますけれども。さらには、千葉市、市原市の上空の通過高度を、三千フィートから、騒音が三千フィートだと七十一デシベル以上になる可能性が高いが、三千フィートを五千フィートぐらいに上げれば六十四、五デシベルまで下がる可能性があるという中で、千葉市、市原市上空の通過に関しては高度を上げていただけないかというふうな提案も具体的にしている。
具体的に全員協議会で出た提案については、国土交通省は把握し、それが検討をした上で可能かどうかを含めて今検討を進めているという認識でよろしいですか。
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 | 岩崎政府参考人 |
繰り返しになりますけれども、千葉県からいただいた意見書につきましては、できるだけ早く回答すべく検討を行っているところでございます。
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 | 岡 島 |
いずれにしても、今出ている分散ルートなどを含めたこの計画案について、さらに検討の余地が残されているということで、千葉県の提案なども当然踏まえていくというふうに部長は認識しているというふうに私は認識します。それでよろしいですね。ちゃんと言ってください。千葉県の提案について、全く検討していないのか、しているのか、するのか。
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 | 岩崎政府参考人 |
例えば、今先生がおっしゃいました一つのケースで、神奈川と東京を北上して、南風の悪天時でございますけれども、これを、ある一定の時間帯に限ってなら我々は運用できますという形で、分散ケースとして提案させていただいたわけでございます。これにつきまして、千葉県から、終日できないか、こういう御意見をいただいているところでございます。
こうしたものにつきましても改めて再検討をさせていただいているところでございますが、例えば、今申し上げたものにつきましては、神奈川、東京の方を着陸機が横切るということは、その同じところを羽田からの出発便が交差するというルートにもなります。そうして終日運航するという千葉県からの御提案が、安全の問題とかいろいろな問題で大変難しい問題も多々ありますので、できる問題、できない問題を含めまして検討をさせていただくということでございます。
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 | 岡 島 |
それでは、具体的に聞きます。 新滑走路の設置角度ですけれども、滑走路が二本、Bと新しいDが平行にあるというのを前提で話が進んでいるようですけれども、この滑走路は、そのさまざまな状況というのは、飛行の安全、そして自然環境もありますね。もう一つ大事なのは、地域住民の置かれた環境も一つの基準なんですね。そういったものを踏まえて、平行というものが妥当なのか。
私は、海側に例えば十度、千葉県からもそれは出ていますね、海側に十度曲げたらどうかと。八の字になるわけですね。この案について、受け入れるというような方針はありますか、あるいは検討をしますか。
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 | 岩崎政府参考人 |
先生が御指摘の滑走路の位置の問題でございますけれども、今のBランウエーと平行に新しいDランウエーというのを設置することを予定させていただいております。これにつきまして、角度が振れないかという御提案をいただいているところでございます。
このBランウエーと平行と決めましたのは、安全の問題、それから、Dランウエーの新しくつくる滑走路は、多摩川のちょうど河口に当たります。多摩川の河川の流れを妨げないかどうかという問題、それから、新しい滑走路の位置は、東京港に入りますコンテナ船の航路に当たります。そことの調整の問題、それから、あの新しい滑走路の場所にはいろいろな構造物も建っております。そこが安全に支障がないかどうかというふうな問題等々を含めて総合的に検討して、今の場所に決めたところでございます。
こうした問題につきまして、なかなか難しい問題があろうと思いますが、先ほど申しましたように、いただいた御意見につきまして、早期に回答すべく検討を行っているところでございます。
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 | 岡 島 |
これまで平行滑走路については、世界の空港では、平行滑走路を二本有するところは基本的に本当に平行なんだ、それが世界基準だというようなことを御答弁されてきたというような話も聞いてきました。きょうじゃなくですよ、これまでのいろいろな話の中で、千葉県などでも。
滑走路が仮に八の字になっても、BとDは五キロ離れているわけですね。そして、五度なり十度なり角度を変えたら、八の字に飛ぶわけですね。しかも、世界の平行滑走路というのは、離発着を双方向で行っています。〇〇から出たら百八十、九十から出たら二百七十と双方向で離発着を行うから、全くの平行でなければ、すぐ事故になります。
しかし、羽田の場合は五キロ離れている。しかも、川崎方面には飛ばないというこれまでの状況があるわけですね。それは、環境とか、これまでの話し合いの中で、横田の問題もあるし。羽田から川崎には飛ばないという前提に立てば、一方向に八の字に飛ぶというのは航空の管制上一番安全だと私は認識しています。
ということは、滑走路を今よりも海側に、海の安全も踏まえた上で、でき得る限り、五度なり十度なり少しでもずらすことが、あの浦安市民、世界から集まる、ディズニーランドに来る子供たち、夢を求めて来たところが、夢を求めて住んだところが、毎日飛行機の騒音で、ばんばん飛んで、まるで角を矯めて牛を殺すような、浦安市のすばらしさで住んだ人、あるいは観光に来た人たちが騒音によって町を出ていく、客が来なくなる、そんなことが起きるかもしれない。
私は、この浦安の空港の滑走路問題は、少しでも外にずらす余地があるなら実現すべきだと思いますが、いかがですか。
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 | 岩崎政府参考人 |
浦安の上空を飛びますのは、南風の悪天時のケースでございます。気象データからまいりますと、年間いつもというわけではございませんで、年間のうちの八%程度と予測をしております。我々、その八%という比率をさらに下げる工夫がないかというのも今勉強させていただいているところでございます。
滑走路を振ることと、それから安全性の話がございました。私ども、やはり航空機の安全性というのは大変重要な問題だろうと思っております。世界の百三十一の空港を調べましたけれども、同時に離陸、着陸している空港で滑走路が平行でないという空港はございませんでした。
そうした事実を踏まえながら、繰り返しになりますが、千葉県及び関係市、それから千葉県の議会から出されました意見につきまして、その対応について検討をしているというところでございます。
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 | 岡 島 |
最後に一言だけ言いますけれども、恐らく、世界の空港で平行滑走路は双方向に使っているわけです。これは一方向しか行かないということで、安全性に関する説明にはトリックがあるということを申し上げて、いずれにしても、公共事業をやるときには、住民の意見、自治体の意見をきちんと聞くという、成田のボタンのかけ違いを今繰り返すようなことをしてはいけないということを、国土交通省、そしてあなた、部長を初め職員の方々に認識していただきたいと思います。
以上で質問を終わります。
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