11/5(月)
万機公論に決すべき時
〜連立構想と代表辞任意向の中で〜
「広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ」、今こそ、民主党執行部や現職国会議員は明治天皇が示した五箇条の御誓文の一条を思い起こすべき時です。
五箇条のご誓文は明治元年、1868年4月6日、明治天皇が示した明治政府の基本方針です。その起草は明治政府参与の由利公正が第一案を起こし、それに制度取調参与の福岡孝弟が第二案を示しました。最後に筆を入れたのは総裁局顧問の木戸孝允でした。
五箇条のご誓文は坂本龍馬の船中八策を元にしているとも言われています。この五箇条の第一条が冒頭の言葉「広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ」です。
この言葉はその起案に関わった先達のねらい、おもいを超えるように明治後期の自由民権運動の民権論者によって民選議会を開くべきことの根拠として解釈されるようになりました。また明治政府もその解釈を認めることにもなりました。
結果としても、この言葉は明治政府の国是が発足当初から公議を標榜していたことを示しています。
明治維新から130年にもなろうしている中で、今、日本を代表する二人のリーダーによって持ち出された大連立構想とそれに続く民主党の小沢代表の辞任という問題、今、この問題がこの国に芽生えそして開花を目前にしている二大政党による政権交代という歴史的大輪の花を覆いかけているかのようです。
今こそ、民主党は代表の辞任意向の発表への対応とあくまでも選挙による政権交代を党是とするという、二つのことをきちんと民主党の国会議員全員による両院議員総会や党大会といった形で公に論議して今後の体制を国民に示すべきです。
民主党の行く末はこの国の民主主義の行く末そのものです。それは民主党は単に党員のためだけの政党ではなく、国民のための政党であるということです。国民の生活を担う政党だからこそ、今こそ、万機公論に決すべき時です。